人気ブログランキング |
ブログトップ

今日の某

ryokumura.exblog.jp

土日休みであることを神に感謝する男のブログ

2011年 06月 11日 ( 1 )

こんばんは、乙です。
さて、読書タイムのお時間がやってまいったと言うよ?

ジェフリー・アーチャー著『15のわけあり小説』
アーチャー氏久々の短編。実話を元に書かれた話も多数収録って事で、「ザ・世界仰天ニュース」な側面もあったり。結婚詐欺の話とか面白いで。
んで、前半はほっこりしたり感心したり(前述の結婚詐欺の話)で面白かったんだけど、後半の話はラストがあっさりしすぎてるというか、タイトルと出だしでオチがわかっちゃうというかでイマイチ。ここら辺は収録順の話になっちゃうからあんまりどうこうって言う事でもないけれども。
後はまぁ例によって海外文学なので、日本人には馴染みの無い風俗というか習慣というかそういう話が出ちゃうとちょっと「?」ってなっちゃうのはしょうがない。
後、訳者が戸田裕之って方になってて「あれ?アーチャーの小説って全部永井淳って人が訳してなかったっけか?」と思ったら、2つ前のアーチャーの作品を訳した後にお亡くなりになってた。ちょっとショック。その人の訳が特別好きとかそういうわけではないけど。

飛浩隆著『グランヴァカンス 廃園の天使1』
続いてSF作品。最近、自分の中でSFがまたブームなのです。
人間が来なくなった仮想世界「夏の区界」で、1000年もの間生き続けたAIたちの前に突然敵が襲来するという話。
もうね、こういう「ジワジワ型」(勝手に命名)ホラー?って言えばいいのかなぁ。あんま書くとネタバレになっちゃうような気がするけど、「方位された中でメンツが一人ずつ追いつめられてジワジワ減っていく」この絶望感というのは、嫌で嫌でしょうがないんだけど、続きが気になってしょうがないというね。もうね、すごいよこれ。ちょいとグロ描写とかエロ、というか官能的な描写が多いけどそれもこの作品においては全部必要なものだからしょうがない。なので、そういうのが苦手な人は控えた方がよいかも。
「廃園の天使1」という事で全3部作だそうな。2はもう出てるんで、早めに手に取りたいところ。

村上春樹著『東京奇譚集』
これまた短編。村上春樹は『夜のくもざる』以来かな?そういや、あれも短編、っつーか掌編だったか。
どうしてかわからないけど、この人の作品は終盤というかラストシーンの引きこみ具合が異常な程すごくて、『スプートニクの恋人』もほんの最後の数ページでやられたんですが、今回はそういう事もなく割と淡々とした印象。
それにしても「品川猿」は超展開すぎる。いや、全部5作あった中で一番面白くて好きでしたけどね?

村上春樹さんは今『ノルウェイの森』の上巻を読み終わったところ。
「官能小説」って聞いてたので、どんな話かと思ったら何なのあの寂寥感。何か知らんがすげぇ引き込まれる。面白いよ、チクショウ。
by surfaceR | 2011-06-11 22:05 | 読書