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今日の某

ryokumura.exblog.jp

土日休みであることを神に感謝する男のブログ

妖怪って楽しいんですね。

夏と言えば?そうですね、妖怪ですね。
こんばんは、乙です。

先月(あれ?先々月だっけ?)・今月と結構京極夏彦の作品が出ているので片っ端から読んでいます。ほとんど、文庫落ちした作品ですけれど。

『対談集 妖怪大談義』と『覘き小平次』と『幽談』は読んで、後は『完全復刻 妖怪馬鹿』と『異界談義』を残すのみ。

まずは最初に読んだ『対談集 妖怪大談義』から。

これは「対談集」という事で、京極さんと色んな人が妖怪について語るというもの。

有名どころでは我らの水木しげる御大やら、宮部みゆきやら荒俣宏、マイナーどころでは民俗学の権威っぽい人など(正直、俺も知らないし。)様々。

基本的には対談相手の得意分野から雑談のような感じで上手くトークしているという印象を受けました。
ただ、民俗学研修者との対談はかなりマジメな事を言っていると思います。
この本と一緒に、「遠野に行くんだから、やっぱりこれは読んでおかないとね。」と思い、柳田邦夫の『遠野物語』も買っていたのですが、この対談集を読む前と読んだ後とでは絶対感じ方が違っただろうなぁと思いました。
未だに民俗学世界では柳田さんの影響力というのは大きいらしいです。それがいい事なのか悪い事なのかはわかりませんが。

妖怪大談義と言うよりかはやや民俗学座談寄りのような感もありますが、妖怪好きなら読んで損はないと思います。
by surfaceR | 2008-08-09 23:19 | 読書

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