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今日の某

ryokumura.exblog.jp

土日休みであることを神に感謝する男のブログ

僕にとってのスキマスイッチ

皆さん、こんばんは。
今日、妹が生物の授業で豚の眼球の解剖をやったらしく、お土産と称して家に豚の目玉の水晶体を持って帰ってきました。
彼女は将来、生物学関係の大学に進みたいそうなので、これを「将来有望だ」とほめてやるべきか、はたまた「一体、家に何を持ち帰ってきてるんだね、君は。」と突き放すべきか。
どうしたものでしょうか?

乙です。

本日、久しぶりにトラバをしてくれた方がいたので、そちらのサイトを見に行ったら、乙としてはスルーしようかな、と思っていた話題に触れていました。
なので、本日は「バイト先の駐車場で見たショッキングな出来事」の時間を変更して、「私が感じているスキマスイッチの魅力」について書きたいと思います。

さて、まずは皆さん、新聞は何新聞を取っていますか?
朝○新聞を取っている方は、10月27日の朝刊の14ページにある投書欄をご覧ください。
他の新聞を取っていて見られないという方のために一部抜粋します。

「人を刺せる」 凍りつく歌詞
(中略)その中に「きみがいいなら」という歌があった。車を運転しながら何気なく聴いていたが、
曲の途中まできた時、凍り付いてしまった。

「君が言うなら 人だって刺せるよ・・・」

何度聴いても違和感を拭えない。
この歌はいわゆるラブソングのジャンルに入ると思うのだが、そうだとしたらこんな恐ろしい勘違いのラブソングはない。(中略)問題は、この曲を多くの若者が聴いているということ。若者は時に、
好きなアーティストが作り出した歌詞に自分の感情を寄り添わせる。「人だって刺せるよ」という
部分に共感さえしかねない。(中略)私は言葉の一つ一つの重みを大事にして生きていきたい。


・・・とまぁ、こんな感じの文章が新聞にのったわけです。昨日、Mixiの「スキマスイッチ」コミュでも多少物議をかもし出しました。

とりあえず、僕の意見です。

僕がスキマスイッチを好きな理由は「その溢れんばかりのダメ人間っぷりが歌詞に表れている。」というところにあります。)

例えば、彼女の部屋にあるモトカレの痕跡をいつまでも気にする(これは彼女の方もどうかと思いますが)『キミドリ色の世界』

別れた彼女のことをずっと思い続けるさまを情けなく歌った『キレイだ』『螺旋』

彼女と喧嘩して、どちらが先に謝るか根競べをするけれど、結局最後は自分が折れてしまう『飲みにこないか』(「で、また僕は君の思うとおりだ」という最後の歌詞がまた情けなさを誘う。)

ラブラブな歌詞で幸せなカップルを歌い上げているのかと思ったら、最後の歌詞でとんだ妄想野郎の歌だということがわかり愕然とさせてくれる『ふれて未来を』

極めつけは全部聴くといい歌なのに「君がどこかに行かないように 首に縄でもつけておこうかと ふざけて言うと君は少しひいた」と言う歌詞のインパクトがあまりに強すぎる『水色スカート』

もちろん乙はここに書いた歌全部が大好きです。

さて、問題の『きみがいいなら』ですが、
「人だって刺せるよ」という部分も確かにあるのですが、この歌は最終的には「君がいいなら 僕はずっと君のもの 君はずっと僕のもの 君がいいなら 君はいいよね?」となります。

つまり、この歌は下手をすれば(下手をしなくても)「この人、ひょっとしてストーカー?」というように感じさせる歌なのです。

歌詞を書いた常田さん曰くこれは「ストーカーではなく溺愛」だそうですが、ここまでくると、流石に
ダメ人間で済ませられるようなものではなく、聴く人によってはうすら寒い印象を持つかもしれません。

しかし、これは「恋愛に対するこの上ない純粋な気持ち」を歌った歌ではないでしょうか?恋愛と言うのは、何もかもが耳に心地いいキレイなことばかりではないはずです。時にはつらいことも
あり、間違った方向にむかってしまうこともあるでしょう。そんな時にこの曲は「恋愛に対する純粋な気持ち」を歌った歌であると同時に「反面教師の曲」としても、受け入れられるのではないでしょうか?

また「人だって刺せるよと言う部分に共感~」という話ですが、共感はしても実行するかとなると
また別次元の話になってくると思います。
そんなこと言ったら、世の中の過激なH/R H/M、それからラップ愛好家は皆、犯罪予備軍と
いうことになってしまいますし。(余談ですが、『ボウリングフォーコロンバイン』のマリリン=マンソンの意見は正論じゃないのかなぁと思います。)

深読みしすぎると、下らない批評になってしまうので、このあたりで止めておきます。
以上が僕の意見です。(と言っても半分以上、他の歌の感想みたいになってますが。)

ここまで書いて、フト真心ブラザーズの『拝啓、ジョン=レノン』を思い出してしまった。
あれだって、ちゃんと聞けばいい歌なんだけどなぁ・・・
by surfaceR | 2005-10-29 01:54 | 日記

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