定時過ぎた途端に換気扇切るのは勘弁
タバコの匂いがこっちにきて仕事できなくなるんですけど。
こんばんは、乙です。
今日の本はそんなタバコにちなんだ短篇集、筒井康隆の『最後の喫煙者』です。
表題の作品は『世にも奇妙な物語』で映像化もされたので、知ってる人もいるかと思います。嫌煙活動が活発になって、愛煙家の弾圧が行われるという大筋の流れは同じですが、ラストがちょっと違いました。
物語としてスッキリ完結してるのは『世にも奇妙な物語』の方でしたが、ショート・ショートとして見るなら、原作の終わり方の方がそれっぽかったです。
他にも時間の加速度が徐々に早くなっていく「急流」やら山崎の戦いを下敷きにして豊臣方が突然新幹線に乗り出す「ヤマザキ」などナンセンスの極みな作品が揃っています。
特に「ヤマザキ」はもう悪ふざけが過ぎるというか、こんなん筒井康隆が書いたんじゃなけりゃ怒られるって作品だと思うのですよ。ってか、多分筒井さんじゃなきゃ書けないだろうと思います。
同じように時代もので「万延元年のラグビー」がありますが、こっちはまだギリギリセーフかなという気がするのですが、「ヤマザキ」は完全アウトだと思います。特にラストがもうアウトです。やり逃げ宣言です。でも、面白いから困ってしまう。
ちょっと調子が悪いなぁとか思った時に読むと、そのバカバカしさで思わぬ効力がある…かも。
こんばんは、乙です。
今日の本はそんなタバコにちなんだ短篇集、筒井康隆の『最後の喫煙者』です。
表題の作品は『世にも奇妙な物語』で映像化もされたので、知ってる人もいるかと思います。嫌煙活動が活発になって、愛煙家の弾圧が行われるという大筋の流れは同じですが、ラストがちょっと違いました。
物語としてスッキリ完結してるのは『世にも奇妙な物語』の方でしたが、ショート・ショートとして見るなら、原作の終わり方の方がそれっぽかったです。
他にも時間の加速度が徐々に早くなっていく「急流」やら山崎の戦いを下敷きにして豊臣方が突然新幹線に乗り出す「ヤマザキ」などナンセンスの極みな作品が揃っています。
特に「ヤマザキ」はもう悪ふざけが過ぎるというか、こんなん筒井康隆が書いたんじゃなけりゃ怒られるって作品だと思うのですよ。ってか、多分筒井さんじゃなきゃ書けないだろうと思います。
同じように時代もので「万延元年のラグビー」がありますが、こっちはまだギリギリセーフかなという気がするのですが、「ヤマザキ」は完全アウトだと思います。特にラストがもうアウトです。やり逃げ宣言です。でも、面白いから困ってしまう。
ちょっと調子が悪いなぁとか思った時に読むと、そのバカバカしさで思わぬ効力がある…かも。
by surfaceR
| 2008-10-29 21:37
| 読書