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今日の某

ryokumura.exblog.jp

土日休みであることを神に感謝する男のブログ

パロディの元の元

ちょっぴり現場が忙しくなってきました。

こんばんは、乙です。
昨日はすごく眠くて寝ました。べ、別に前日に2時半までゲームやってたからじゃないんだからねっ!

そんなわけで筒井康隆さん短篇集の話。『自選短篇集③ パロディ篇 日本以外全部沈没』でござーい。

表題作は映画にもなったので、ご存知の方も多いかと思います。小松左京先生の『日本沈没』のパロディです。

僕は映画をすでに見ていたので、原作はどんな話かと思っていたのですが中身はわずか3~40ページほど。しかも、内容がそうとう古いので中に出てくる有名人がほとんどわからない。かろうじてわかるのはミック=ジャガーとビートルズくらいでした。
この原作をとりあえずあの長さに膨らませたという点ではあの映画の評価が上がりました。まぁ、面白いかどうかはまた別の話ですが。

その他の作品は元ネタを知らないので、元ネタを知っているが故の楽しさというのは味わえませんでした。そんな事言ったら、『日本沈没』も読んでないんですけど。

特に面白かったのは「デマ」と「バブリング創世記」の2作。
「デマ」は今まで書籍には未収録だったらしいですが、その理由も納得。デマが広がる様をフローチャートのような形で書いていくという内容です。だけど、これ読むと「デマって要するに伝言ゲームだよな。」って思ってしまいます。

「バブリング創世記」は『創世記』のパロディらしいです。僕は『創世記』を読んだ事がありません。何でも~が~を生み~が~を生みって延々書いてあるらしいです。それのパロディです。面白いというか衝撃を受けました。本当に何とかと天才は紙一重だと思います。
by surfaceR | 2008-10-16 23:37 | 読書

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