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今日の某

ryokumura.exblog.jp

土日休みであることを神に感謝する男のブログ

特に書くことない

一日家から出ないと書くことがなくて困りますね。
こんばんは、乙です。そんなわけで今日はこんな話。

「罔両問景」
濃い影の周りにできる薄い影がある日、濃い影にむかってこう言った。
「お前は歩いたと思ったら立ち止まるし、座ったと思ったら立ち上がる。まったく
自主性というものがないじゃないか。」
すると濃い影の方はこう言った。
「確かに私は主人の動くままに動いてるかもしれない。けど、私の主人だって
誰かの思うように動いているかもしれない。私のこの動きだって、蛇の腹や蝉の羽と同じで、どうして動くかなんてわからないし、どうして動かないかなんてことも
わかりはしないのだ。

折りよく某出版社のエントリーシートで「個」なんてテーマの作文があったんで、この話を使わせてもらったんですが、最後には支離滅裂になって、自分でも何書いてるかわかんなくなっちまいました。もったいない。
これは荘子の「胡蝶の夢」で有名な「斉物論」の中に入っている話です。
色々と解釈の仕方はあるんでしょうけど、やっぱり「自分」なんてのは「他人」と
比較してはじめてわかるんだな、と。人は一人じゃ生きられないんだな、と。
そんなことを感じさせる話だと僕は思います。

ちなみに原文訳は熊倉隆敏さんの『もっけ』という漫画からの引用となっております。
この漫画、妖怪が好きな人にはたまらない漫画じゃないかと思うので、古本屋で見かけたら、ぜひ手にとって読んでみてください。そして、気に入ったらぜひ
古本屋ではなく書店でお買い求めください。3月には最新刊もでますよ。
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by surfaceR | 2005-02-19 22:09 | 日記