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今日の某

ryokumura.exblog.jp

土日休みであることを神に感謝する男のブログ

本当に怖いのは人間

今日明日は梅雨の中日だそうで。
また雨っつーのも何とも憂鬱な話ですね。

こんばんは、乙です。

そういう時こそ家にこもって体育座りしながら読書というのもアリだとは思いますが。
というわけで、5月分の読書ー。

山白朝子著『エムブリヲ奇譚』
米澤穂信著『ふたりの距離の概算』
米澤穂信著『追想五断章』(再読)

うん、少ないね。色々と事情が…特に無いけど。

3冊とも全部当たりだから「とりあえず、全部読んでみてください」と土下座してお願いする勢いでありますが、米澤作品は疲れた時に読むと樹海まっしぐらな本なので、心が穏やかな時に読んでください。
特に『追想五断章』は、再読のはずなのに再読時の方が異常に心の急所を刺してえぐってきた謎の作品。もうなー、語りかけてくるんですよ。「キミ、このままだと一生何も遺せずに腐りながら終わるだけだよ。」ってさぁ!

…えー、取り乱しました。
後は山白朝子氏の『エムブリヲ奇譚』ですか。某Z一の人の別ペンネームと言われてるとか言われていないとかな方の2冊目です。
元々、この人の作品との出会いは某怪談雑誌に連載されてたこの本の表題作を一読惚れしてからだったので、こうして単行本にまとまったのは嬉しい限り。

内容は江戸時代、旅本(現在のるるぶ的な本)を書くために全国を旅するものの、何故か必ず道に迷って奇妙な場所に着いてしまう和泉蠟庵とそのお付きの人の話。
とは言っても、道に迷う元凶となる和泉蠟庵はどこに行っても大抵飄々としているので、主な語り部はお付きの人の体験になります。

僕が惚れ込んだ「エムブリヲ奇譚」はハートウォーミングな話だったのですが、その他の話は怪談雑誌に載っていただけあって、実に怖いです。どちらかと言うと、化物な怖さではなく人間の怖さを描いてはおりますが、行く先々が異郷なので、そこんところの怖さとうまい具合に混ぜ合わさっててとても怖面白いです。

おぉ、そういやこれから夏になりますしこういう怪談はちょうどいいんじゃないかな?かな?
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by surfaceR | 2012-06-25 00:04 | 日記